ISSN 1881-6169

教育実践学研究
山梨大学教育人間科学部
附属教育実践総合センター
研究紀要 No.22(2017)
pp.179-192

 

 
題目:自分事として課題を捉え,考えを深める青年期の道徳教育 -モラルジレンマ物語課題に読み物資料を導入した場合の検討-
題目(英語):To promote ego involvement for task solution and considering tasks in adolescent moral education: Do reading materials help solve moral dilemma story tasks?
著者:小澤 理恵子(OZAWA Rieko)
要約:道徳が教科化され,「考え・議論する」道徳へと転換が図られ,道徳科の指導は,読み物教材の登場人物への自我関与中心の学習,問題解決的学習など,道徳的な課題を自分事として捉え,考えを深め,自分で判断し行動へとつなげる方法が求められている.そこで,読み物資料の導入によりモラルジレンマ物語課題への自我関与を高め,課題を自分事として捉え考えを深める試みを,青年期後期の大学生に対して行った.その結果,読み物資料読後にはモラルジレンマ物語課題を自分事として捉え,メタ認知などの自己理解が深まる可能性が示された.
キーワード:道徳教育の指導方法 自分事として課題を捉える 自我関与 モラルジレンマ物語課題 読み物資料 考える道徳教育 青年期