ISSN 1881-6169

教育実践学研究
山梨大学教育人間科学部
附属教育実践総合センター
研究紀要 No.20(2015)
pp.227-240

 

 
題目:OPPAの効果的な活用に関する研究 -高校英語「関係詞」教授法と教師の指導に対する自己効力感を中心にして-
題目(英語):A Study on the Effective Use of OPPA: Mainly through the Method of Teaching Relative Clauses in High School and the Teachers’ Feelings of Self-Efficiency Caused by OPPA
著者:谷戸 聡子(YATO Satoko),中島 雅子(NAKAJIMA Masako),堀 哲夫(HORI Tetsuo)
要約:本研究では、高校英語「関係詞」の教授法を確立するためにその有効性を一枚ポートフォリオ評価法(OPPA)を用いて検証した。同時に、教師の指導に対する自己効力感が得られる要因についてOPPA の効果に着目し分析した。2013 年度から高校も新指導要領完全実施となり、小中から新課程で学んできた生徒が入学してきたが、学習内容を消化しきれず、表面的な理解のまま高校に入学する生徒が増加することが懸念されたため、中学校の復習を含む本質的な理解を深めるステップを一段階取り入れ、確実な理解へと導く授業手順を試みた。その結果、理解度が上がったことをOPPA で検証でき、新課程生においても「関係詞」の教授法の有効性を確認できた。また、教師の指導に対する自己効力感がもたらされる要因として、生徒の記述を通して自分の授業への肯定的な評価を様々な形で受け取ることが考えられる。OPPA が主体的な教師育成の鍵となる可能性を提示する。
キーワード:高校英語 OPPA 関係詞 教師の自己効力感