ISSN 1881-6169

教育実践学研究
山梨大学教育人間科学部
附属教育実践総合センター
研究紀要 No.20(2015)
pp.37-48

 

 
題目:山梨大学教職大学院「現代学校論」における学びの軌跡 - 2014 年度「ウルトラの父・母と14 人のきょうだいたち」の四箇月-
題目(英語):Learning Process in "Contemporary Study on School" of Professional Graduate School for Teacher Education :
a Case Study
著者:寺崎 弘昭(TERASAKI Hiroaki),川村 直廣(KAWAMURA Naohiro),上杉 尚子(UESUGI Naoko),小田 雄仁(ODA Takehito),金丸 哲平(KANEMARU Teppei),上條 俊之(KAMIJO Toshiyuki),苅米 大亮(KARIKOME Daisuke),桐山 翔太(KIRIYAMA Shota),小林 恵子(KOBAYASHI Keiko),清水 光(SHIMIZU Mitsuru),田中 和美(TANAKA Kazumi),田中 亮(TANAKA Ryo),内藤 成子(NAITO Seiko),原田 弘昭(HARADA Hiroaki),日向 千恵(HINATA Chie),八巻 森平(YAMAKI Shinpei)
要約:本稿は、山梨大学大学院教育学研究科教育実践創成専攻(教職大学院)において必修授業科目の一つとして開講されている「現代学校論」を対象に、そこでの2014年度における学びの軌跡を分析するものである。
 分析の素材は、「学修履歴」OPP(One Page Portfolio;1枚ポートフォリオ) シートにおける、受講前・受講後の記述、毎授業15 回各回毎の記述と担当教員コメント、学修全体の自己評価を記す自己評価欄の記述、および自由記述欄の記述、そして受講生全員の「最終振り返りレポート」とそのプレゼンである。
 分析の結果は、学校のいまを人類史のなかで捉える学びに触発されつつ、現職教員院生および学部卒院生がそれぞれに「学校の魅力」を改めて捉え直し、澱のように沈殿した末端意識を振り払い「先端」意識へと進み出て行った軌跡と地平を明らかにしている。教職大学院必修基礎科目「現代学校論」は、教職大学院カリキュラムの中で「要」の位置にあって、一人ひとりそれぞれの教師としての「芯」を問い直す《省察(Meditatione)》の時間として機能している。
キーワード:教職大学院・省察・学校観・教育史・OPPA