ISSN 1881-6169

教育実践学研究
山梨大学教育人間科学部
附属教育実践総合センター
研究紀要 No.20(2015)
pp.1-11

 

 
題目:活用型・実践型の学力構築を目指して
題目(英語):People Learn to Do Well Only What They Practice Doing
著者:岡林 春雄(OKABAYASHI Haruo)
要約:本研究では、大学の授業をもとに、従来タキソノミーで考えられてきた「知識を記憶し」「理解し」「応用する」といった構造が成り立つのかを検討し(第1研究)、PISA 型学力と呼ばれる活用型・実践型の学力を構築するためには何が必要かを追究した(第2研究)。その結果、「知識の記憶」「理解」「応用」はひとつの因子ながら、前2者と後2者の間には相関があるものの、「知識の記憶」と「応用」にはあまり相関がないことが明らかになった。ここから、知識注入型の授業では応用ができず、理解を重視する(ボトムアップとトップダウンのコラボする思考を行うためにはワーキングメモリが必要)ということがわかる。さらに、教師に必要な活用型・実践型のプレゼンテーション力を獲得するためには、「応用」からコミュニケーションスキル(アサーションスキル&リスニングスキル)が必要なことが示唆された。
キーワード:活用型・実践型学力、基礎と応用、知識記憶・理解・応用