ISSN 1881-6169

教育実践学研究
山梨大学教育人間科学部
附属教育実践総合センター
研究紀要 No.19(2014)
pp.47-56

 

 
題目:説明文指導と言語活動の充実についての試論 -戦後経験主義教育期と現代の事例を比較して-
題目(英語):An Essay on the Expository Text Teaching
著者:皆川 恵子(MINAGAWA Keiko),岩永 正史(IWANAGA Masafumi)
要約:2000 年代の学力問題は、OECD の学力テストPISA の影響を強く受けている。国語科教育の分野では、PISA 型読解力という言葉が生まれ、学習指導要領の改訂が行われて、「言語活動の充実」が打ち出された。しかし、戦後まもなく、経験主義の国語教育といわれた時代も、ある意味、言語活動が重視された時代であった。当時と今は、何が違うのか。試みに、昭和20 年代と現在の小学校国語教科書から、説明文教材を2編ずつとりあげて比較した。その結果、昭和20 年代では、学習が、言語生活全般へと拡散していくのに対し、現在は、論理的思考力や説明の力へと焦点化していくことをうかがい知ることができた。
キーワード:国語学力、経験主義、平成23年版教科書、説明文教材、「学習の手引」