ISSN 1881-6169

教育実践学研究
山梨大学教育人間科学部
附属教育実践総合センター
研究紀要 No.18(2013)
pp.175-186

 

 
題目:OPPAを活用したことによる高校英語教師の授業に対する変容に関する研究
題目(英語):A Study on the Change of the Teacher's Attitude toward Teaching English in High School by Using OPPA
著者:谷戸 聡子(YATO Satoko),堀 哲夫(HORI Tetsuo)
要約:「OPPA(One Page Portfolio Assessment)」を高校英語の授業に取り入れてから、授業に対する教師自身の態度の変容が観察されるようになった。以前は正答のみを求める傾向が強かったが、シートの分析を通じ、頻発する生徒の間違いを許容できるようになった。さらに、今まで見過ごしていた生徒の間違いの徴候が、授業の様々な場面において敏感に察知できるようになり、逆に間違いを利用することで本質的な理解を促し授業力向上に役立てられるようになった。本研究ではOPPA の事例を検証し、授業改善に有効な教師自身の授業に対する態度の変容について考察した。その結果、生徒に求める姿勢が「間違えないように学ぶ」から「間違えながら学ぶ」方向へ柔軟に変容したことが明示され、最終的には生徒の側にも「自発的にどんどん間違えて調べるとおもしろくなる。」という意識変化が見られるようになった。
キーワード:高校英語、OPP シート、OPPA、肯定的な間違いの捉え方、間違えながら学ぶ