ISSN 1881-6169

教育実践学研究
山梨大学教育人間科学部
附属教育実践総合センター
研究紀要 No.17(2012)
pp.75-82

 

 
題目:知的障害児の造形表現における見立ての援助方法に関する研究
題目(英語):The Effects of Support in Formative Activity Containing Symbolic Use of Children with Mild to Moderate Intellectual Disabilities
著者:渡邉 雅俊(WATANABE Masatoshi)
要約:本研究の目的は,知的障害児の造形表現における見立ての援助方法について検討することであった。対象はWatanabe(2011)の見立て描画において,制作対象を一般的に見られるような色や形で表現する典型表現の作品を制作した特別支援学校高等部の生徒5名であった。主要な援助手続きは,素材である型紙シールの合成方法をカードで例示することと,プランニングにおいて,テーマの解釈と構図を練ることを促すことであった。その結果,4名はデザイン性や物語性が加味された新奇表現の作品を制作することができた。他の1名は,典型表現を継続した。これらの援助経過から,本研究の援助方法の有効性と限界について考察した。
キーワード:知的障害,造形表現,見立ての援助,プランニング