ISSN 1881-6169

教育実践学研究
山梨大学教育人間科学部
附属教育実践総合センター
研究紀要 No.15(2010)
pp.20-42

 

 
題目:OPPシートを活用した授業のグランドデザインに関する研究 -小学校6年「ものの燃え方と空気」の単元を事例にして-
題目(英語):Study on the Grand Design of the Lessen by Using OPP Sheet - The Case of the Unit "The Way of Burning and the Air" for 6th Graders -
著者:山下 春美(YAMASHITA Harumi),堀 哲夫(HORI Tetsuo)
要約:学びの本質とは、学習を通して自分の思考について考えることができるようになり、主体的に目標を持って学習に取り組むようになることと捉えることができる。要するにメタ認知の能力を身につけることである。これまでの理科の授業において、上記のような学びの本質に迫る資質・能力の育成という視点が軽視されてきていたと考えられる。本研究では、小学校6年生の「ものの燃え方と空気」を題材にし、自分の学びを自覚するための手立てとして一枚ポートフォリオ(OPP:One Page Portfolio,以下OPPシートと略記)を用いて、子どもの学びの本質に迫る資質・能力の育成を目指し、学習指導案作成とOPPシートを関連させることによって授業のグランドデザインが可能かどうか検証した。その結果、子どもの資質・能力の育成にも主眼を置きながら学習指導が可能になることから、OPPシートと学習指導案を一体化していくことは、授業のグランドデザインを考える上で一つの方法といえることが明らかになった。
キーワード: 授業のグランドデザイン,OPPシート,学習指導案,資質・能力,教育評価