ISSN 1881-6169

教育実践学研究
山梨大学教育人間科学部
附属教育実践総合センター
研究紀要 No.13(2008)
pp.146-158

 

 
題目:病弱学級の教育課程に関する事例研究
題目(英語):A Case Study on a Curriculum for a Class for Children with Health Impairments
著者:古屋 義博(FURUYA Yoshihiro)
要約:小学校に設置されている病弱(身体虚弱)児のための特殊学級(現・特別支援学級),いわゆる病弱学級の教育課程に関するさまざまな情報を整理・記述することを目的とする。病弱学級の3人の担任教諭に対して,教育課程の現状と今後の課題などについて,平成18年度末に聴きとり調査を行った。結果,在籍する児童に対する担任教諭による濃厚な観察が必要な実態,通常の学級で実施される授業への参加(交流学習)を前提にした教育課程編成がさまざまに工夫されている現状,「学校の教育活動全体を通じて行う自立活動の指導」の重要性などが明らかになった。課題として,「領域・教科を合わせた指導」や自立活動について教諭自身が学ぶ機会が不足している現状,学年進行に伴う交流学習の見直しの困難さなどが明らかになった。
キーワード:病弱(身体虚弱)児,特殊学級(特別支援学級),教育課程,自立活動