ISSN 1881-6169

教育実践学研究
山梨大学教育人間科学部
附属教育実践総合センター
研究紀要 No.13(2008)
pp.102-112

 

 
題目:大学生スポーツ競技者におけるセルフ・ハンディキャッピングの研究
題目(英語):Self-Handicapping in University Athletes
著者:遠藤 俊郎(TOSHIRO Endo),安田 貢(MITSUGU Yasuda),山口 裕子(YUKO Yamaguchi),下川 浩一(KOUICHI Shimokawa)
要約:本研究は,大学生運動選手に注目し,スポーツ場面におけるセルフ・ハンディキャッピング(Self-Handicapping:SH)と心理的要因である特性自己効力感(GeneralizedSelf-Effcacy:GSE)及びスポーツ場面における過去の重大な失敗経験との関連を検討することを目的とした。SHについて因子分析(主因子法・プロマックス回転)を行なった結果,「情緒的不統制」「責任転嫁」「完璧主義」「不安傾向」「現実逃避」「回避傾向」の因子が抽出された。運動部活動に所属している大学生運動選手は男女に関わらず,GSE低群の方が高群より全てのSH下位因子を選択することが示された。また,過去に重大な失敗経験の有無はSHを選択することに影響を及ぼす要因ではないことが示された。しかし,運動部活動所属有無に関わらず,過去の失敗経験を繰り返さない様,努力している選手はGSEが高まることが明らかとなった。
キーワード:大学生,セルフ・ハンディキャッピング,特性自己効力感,過去の失敗経験